2024.09.03
スマホを含むネット漬けの子どもは、前頭前野を中心に脳が発達していないということが研究により判明しました。
前頭前野は、思考や創造、人の気持ちを理解したり、場の空気を読んだりするようなコミュニケーションをつかさどる部分です。
また、記憶や学習に関わる海馬や、言葉に関係する領域などにも影響が見られるとのことでした。
スマホは、言ってしまえば人間が楽をするための道具なので、当然といえば当然です。
脳は、使わない限りどんどん衰えていきます。
中高生は、前頭前野が特に発達する時期と言われていますが、スマホで楽をしてしまえば、その発達が打ち消されてしまう可能性があります。
逆に、スマホの使用をコントロールできる人の脳は、勉強や日々のコミュニケーションなどによって活発に動くため、発達に影響がないようです。
暗い話ばかりしてしまいましたが、ここからは朗報です!
脳は、悪い習慣を断ち切るだけで、機能が回復することが分かっています。
つまり、スマホと上手に付き合えるようになれば、再び発達していきます。
実際に、スマホの使用時間を「1時間未満」に抑えることができた子どもは、成績も伸びていったそうです。
合言葉は「スマホに振り回されず、スマホを使いこなせ!」です。
スマホにはデジタルならではの便利な機能も多くあります。
スマホの良し悪しをきちんと理解したうえで、自分なりに道具として使いこなせたらそれがベストですね。
梅郷校
針ヶ谷